引越し料金はクレジットカード払いできる？引越しの支払い方法やクレカ払いのメリット・デメリットまで解説！

初めて引っ越しをする場合など、引越し代の支払いについてわからない人も多いでしょう。

この記事では、引越し代金の支払いタイミングや支払い方法について、わかりやすく解説しています。

今引っ越しを控えている人は、ぜひ参考にしてください。

引越し料金の支払いについて

ここでは、引越しの支払い方法や支払いのタイミングについて解説します。

ざっくり説明すると以下のようになります。

引越し支払いの基本タイミング

引っ越し料金は、国土交通省の「標準運送約款」によって規定されており、原則、引っ越し業者が作業を開始する前に支払います。

この「標準引越運送約款」には、荷物の「積み込み時」に料金を受け取る旨が明記されているのです。

つまり前払いであり、一般的には見積額を現金で用意して搬出前に引越し業者に支払います。

銀行振り込みを選択できる場合もありますが、基本的には前払いです。

「標準引越運送約款」はあくまで「基本」であり、絶対的なルールではありません。

後払いに応じてくれる引越し業者もありますし、現金以外の支払いを受け付けてくれる業者もあるんです。

引越し料金の支払い方法の種類

近年は、キャッシュレス決済が広がっていることもあり、振り込み・現金払い以外の方法を採用している場合もあります。

引越し料金の支払い方法としては、以下のようなものがあります。

現金

引越し料金の支払いは、基本は現金払いです。

料金は、見積もり金額が基本となりますが、荷物がトラックに入りきれなかった場合や不用品が増えた場合などには追加の料金が発生することもあります。

ある程度余裕を持って現金を準備するようにしましょう。

クレジットカード

引越し料金は、高額で、数万から数十万円になることもあります。

クレジット払いを選択することで、引越し前に多額の現金を持ち歩くというリスクを避けられます。

また、クレジットカードの仕組みを利用すれば分割で支払いをすることもでき、便利です。

銀行振り込み

現金払いでなく、銀行振り込みを選択できることもあります。

前払いであることが多いですが、現金を持ち歩かなければいけないというリスクは解消されます。

スマートフォン決済

近年、キャッシュレス決済が浸透していることもあり、スマートフォン決済に対応する業者も出てきました。

クレジットカードと同様、利用できるタイミングが限られるので、見積もり時の確認が必要となります。

現金以外の支払いを希望するには

現金以外の支払いに対応する業者でも、クレジットカードやスマートフォン決済を利用する場合は事前の確認・連絡が必要です。

手続きの流れを確認しておく必要もありますし、業者にも決済端末の準備などが必要です。

クレジットカード払いに対応している業者

クレジットカード支払いに対応している主な引越し業者は、以下のとおりです。

アート引越センター

出典：アート引越センター公式

アート引越センターは、引越し費用のクレジットカード払いに対応しています。

サカイ引越センター

出典：サカイ引越センター公式

サカイ引越センターは、引越し費用のクレジットカード払いに対応しています。

日本通運

出典：日本通運公式

日本通運も、引越し費用のクレジットカード払いに対応しています。

アーク引越しセンター

出典：アーク引越しセンター

アーク引越しセンターは、引越し費用のクレジットカード払いに対応しています。

ヤマトホームコンビニエンス

出典：ヤマトホームコンビニエンス公式

ヤマトホームコンビニエンスは、引越し費用のクレジットカード払いに対応しています。

ヤマトホームコンビニエンスの対応ブランドは以下の通りです。

クレジットカードで支払いをするメリット

クレジットカードで支払いをするメリットには、以下のようなものがあります。

現金を持ち歩く必要がない

引越し費用は、数万から数十万円と高額です。

現金支払いであれば、この大金を持ち歩くというリスクが生じます。

クレジットカードを使うことで、このリスクを解消することができるのです。

分割払いにできる

引越しの際は、物件の敷金・礼金や家具・家電の購入など、何かとお金がかかります。

引越しの初期費用を抑えるために、クレジットカードの「分割払い」や「後からリボ」などの機能を利用するのも一つの手です。

クレジットカードのポイントが貯まる

多くのクレジットカードでは、利用料金の数%のポイントが貯まります。

引越し料金は数万円〜数十万円と高額になるため、還元率が数%でも、クレジットカードを利用するだけでかなりのポイントが貯まります。

このポイントはショッピングの支払いなどに利用することができ、非常にお得な手段だといえます。

提携業者の場合は優待割引を受けることができる

引越し業者によっては、特定のクレジットカード業者と提携している業者もあります。

こういった業者では、クレジットカード払いを選択すれば、基本料金の割引や、梱包資材の割引など、サービスを優待してくれることもあります。

割引料金が大きいところでは、引越し基本料金から20〜30％近く割引してくれる業者もあるのです。

クレジットカードで支払いをするデメリット

クレジットカードで支払うことには、以下のようなデメリットもあります。

クレジットカードを利用できる引越し業者は限られている

引越し業者によっては、現金払いや銀行振込にしか対応していない業者もあります。

引越しでクレジットカードを利用したい場合、事前に支払い方法を確認しておかなければなりません。

利用手数料がかかる場合もある

引越し業者によっては、クレジットカード払いを選択した場合、利用手数料がかかることもあります。

手数料がカード利用で還元されるポイントを超えてしまうとメリットが減ってしまうので、手数料についても確認してから支払い方法を選ぶようにしましょう。

事前に申告しなければいけない

クレジットカードが利用できる業者でも、事前にクレジットカードを利用したいと申告しておかなければいけないことも多いです。

ホームページでクレジット払いができることを確認しても、何も伝えずにいると、当日支払いができなくなる可能性もあります。

利用限度額に達すると使えない

引越しの費用は高額になることが多いため、クレジットカードの利用可能額が上限に達し、使えなくなる可能性もあります。

支払い方法を決める前にクレジットカードの利用状況を確認し、「残りいくら使えるか」を確認しておく必要があるでしょう。

分割払いが不可の引越し業者もある

引越し料金を分割払いにできると説明しましたが、分割払いに対応していない引越し業者もあります。

クレジットカード払いが使えても、一括払いしか受け付けていない場合もあるので、その点についても事前に確認しておきましょう。

カード払いの注意点は？

カード払いは手軽で、お得な面も多いことがわかったと思います。

ここでは、引越し料金の支払いにクレジットカードを利用する際の注意点をまとめています。

引越しのクレカ払いは事前の詳細確認を忘れずに！

クレジットカードでの決済は可能でも、対応しているカード会社や支払い回数に制限がある場合もあったり、手数料が高かったりすることもあります。

以下の点を見積もり時などに確認し、当日失敗しないよう準備しましょう。

サイトに支払い方法の記載がない場合も問い合わせを！

本記事で紹介した引越し業者以外にも、クレジットカード払いに対応している業者はたくさんあります。

公式ホームページ等でクレジット払いについて説明している場合もありますが、記載していない業者の方が多数です。

引越し料金をクレジットカードで払いたい場合は、サイトに記載がないからと諦めるのではなく、一度問い合わせしてみるのがおすすめです。

カードの限度額を事前に確認

クレジットカードには利用限度額があります。

引越し料金は高額になることが多いため、利用可能額を超えてしまい、決済できなくなってしまう可能性もあります。

今の利用状況や自分のカードの限度額を確認し、支払い方法を変える、カードの利用限度額を引き上げるなど、早めに対応しておきましょう。

クレジットカード・銀行口座の住所変更

引越し後の住所変更についても説明します。

引っ越し後には、クレジットカードや銀行口座の登録住所を変更しなければいけません。

住所変更をしておかないと、重要書類などが旧住所に送付され、住所を偽っていると判断されてしまう可能性もあります。

さらに、情報漏洩等のリスクもあるため、早急に住所を変更するのが鉄則です。

クレジットカードの住所変更

クレジットカードの住所変更手続きは、WEB上で行うのが一般的です。

住所変更は全てWEB上で完結するため、簡単に手続きを行うことができます。

WEBでの手続きが不安な場合、電話で必要書類を申請することもできるので、クレジットカードの作成時に受け取った書類を確認してみてください。

銀行口座の住所変更手続き

銀行口座の住所変更は、窓口で行うか、郵送で行うかの2種類が基本です。

窓口で手続きする場合

銀行窓口で手続きする場合、通帳、本人確認書類、印鑑(登録印)を準備しましょう。

窓口で書類をもらい、記入・捺印し、本人確認書類の確認をしたら変更が完了します。

窓口で説明を受けながら手続きができるため安心な一方、銀行に出向く手間と長く待たされる可能性があるというデメリットもあります。

郵送で変更手続きを行う場合

電話やインターネットで変更に必要な書類を請求し、銀行から届いた書類に記入・捺印します。

本人確認書類のコピーを合わせて返送し、確認が取れたら変更が完了します。

インターネットで完結できることもある

銀行によって、住所変更がインターネット上で完結する場合もあります。

インターネットバンキングのサービスとして住所変更がある場合もあるので、確認してみてください。

銀行に行く必要もなく、書類の送付にかかる時間もかかりません。

引越し時のその他クレジットカードの手続き

引越し時にしておくべきクレジットカードの手続きには以下のようなものがあります。

クレジットカードの住所変更

引越しした際は、極力すぐにクレジットカードの住所変更を行いましょう。

理由は、古い住所にカード関係の郵便物が届き、個人情報が第三者に漏れてしまうおそれがあるためです。

また、カード会社から、住所を偽って登録していると判断される恐れもあります。

公共料金の支払い解約

水道やガス、電気などの料金をクレジット払いにしていた場合、解約の手続きが必要です。

引越しで電力会社やガス会社などが変わる場合、新居と旧居で二重に料金を取られる可能性もあるので要注意です。

新居での公共料金についても、クレジットカード決済が可能か、ガス会社や電力会社に問い合わせておきましょう。

よくある質問

ここでは、引越し料金のクレジットカード払いに関する質問を紹介しています。

引越し料金はクレジットカードで支払える？

クレジットカード払いを受け付けている引越し業者もあります。
本来引越し料金は「現金前払い」が基本で、今も一般的には現金払いの引越し業者が大半です。
しかし、キャッシュレス決済の浸透により、近年はクレジットカード払いを採用する業者も増えています。
ただし、引越し料金のクレジット払いには事前の申告が必要であったり、手数料が必要だったりと制限もあります。
引越し費用をクレジットカードで払いたい場合、各業者への確認は必須です。

引越し料金をクレジットカードで支払う際の注意点は？

引越し料金をクレジットカードで支払う場合、以下の点に注意しておきましょう。
【クレカ払いで確認しておくこと】

• 使えるカードのブランドはどこか
• 支払い回数は何回まで可能か
• カード支払いに手数料はかかるか
• カードの決済タイミングはいつか

各業者で支払えるクレジットカードのブランドがことなり、その支払い回数も違います。
また、手数料や支払いのタイミング(見積もり時・引越し前・後など)についても事前に確認しておきましょう。

引越した後に、クレジットカードに関して必要な手続きはある？

引越し後、極力すぐにクレジットカードの住所変更を行いましょう。
１番の理由は、旧住所にカード会社からの郵便物が届くと、個人情報が第三者に漏れてしまう危険があるためです。
また、カード会社から、住所を偽って登録していると判断される恐れもあります。
郵便物の転送手続きをしていた場合も、1年間を過ぎると転送が解除されてしまうので、忘れてしまう前に住所変更をしましょう。

引越し費用や物件の礼金・敷金の支払いにクレジットカードは使える？

使えるところは増えています。
近年、キャッシュレス化の波により、引越し業者・不動産会社ともに、クレジットカードを利用できる業者が増えました。
クレジットカード払いなら、支払いまでに猶予ができるほか、分割払いにできたりポイントが貯まったりというメリットもあります。
ただし、高額な引越し・賃貸の初期費用をカード決済すると、利用上限額を超えてしまう可能性もあります。
事前にショッピング枠の確認や、利用枠の一時引き上げなどを行っておきましょう。

引越し後、クレジットカードの住所変更はいつ行う？

引越し後は、極力早くクレジットカードの住所変更を行いましょう。

旧住所にカード会社からの郵便物が届くと、個人情報が第三者に漏れてしまう危険があるためです。

WEB上で住所変更ができるカード会社も多いため、自宅で簡単に変更は可能なことが多いです。

クレジットカードを住所変更しないとどうなる？

引越ししてもクレジットカードの住所を変更しないままだと、以下のリスクが生じます。

• カード会社からの大切な郵便物が届かない
• 旧住所にカード会社からの郵便物が届き、個人情報が第三者に漏れてしまう危険がある

これらのリスクは、放置すると支払いの遅れや不正利用などの事態に繋がる恐れがあります。
できるだけ早く住所変更の手続きをしましょう。

 クレジットカードの住所変更の方法は？

クレカの住所変更は、インターネット・電話・郵送で行います。
郵送での手続きは書類送付の手間や時間がかかります。
オペレーターが対応してくれる電話か、WEBでの手続きが手軽で素早いため、おすすめです。

郵送でクレジットカードの住所変更をする場合、何日で完了する？

変更届をダウンロード、または送付してもらった後で記入し、郵便で発送した日すれば平均1週間後には手続きが完了します。

銀行の住所変更をしないとどうなる？

一部サービスが利用できなくなったり、手続きに不要な時間がかかったりします。

クレジットカード会社の郵便物は転送してもらえる？

クレジットカード会社からの郵送物は、転送してもらえる場合が多いです。
ただし、クレジットカード紛失時に再発行した場合など、クレジットカードは「転送不要」の荷物となるため、郵便局の転送サービスでは転送してもらえず、カード会社に返送されてしまいます。

この記事のまとめ

いかがでしたか？

引越し費用のクレジットカード支払いには様々なメリットがあり、また注意しなければいけないことも多いということがわかりました。

大切なのは、見積もり時などに「業者への事前確認」をすることです。

では、最後にこの記事の振り返りです！

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